パルコは、22日(金)に渋谷に開業する新しいミニシアター「WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)」のメディア向け内覧会を19日開催した。
22日にグランドオープンする渋谷PARCOの8階に入居する「ホワイト シネクイント」(支配人:佐藤創一)は、座席数108席(+車椅子スペース1席)の映画館。白を基調とした明るいロビーで、チケットカウンターのすぐ横がシアター入口となる。シアター内の最大の特長は広々とした座席周り。足を伸ばせるほど広いスペースを確保し、コトブキ社製の幅の広い座席を導入、各席でひじ掛けを両サイド使えるようにするなど、ゆったりと映画を鑑賞できる空間を意識している。スクリーンのサイズは縦2・5m×横5・9m。ステージを設け、舞台挨拶やトークイベントにも対応する。ロビーのチケットカウンター兼コンセッションでは、クラフトビールや、コーンポタージュ味、ハニーバター味などのポップコーンを販売する。
オープニング作品は、草間彌生のドキュメンタリー映画『草間彌生∞INFINITY』を公開する。編成担当の太田周作氏によると、「アート、音楽、ファッションなど、広くカルチャーをテーマにしていながら、エンタメ性も兼ね備えた作品を編成していく予定です。館名の “ホワイト” が示す通り、白いキャンバスに様々な色を塗っていくように、多彩な作品を上映していきます」という。現在公開が決まっている作品は、三宅一生が設立したブランド「HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE」のショーの製作現場を追ったドキュメンタリー『PLAYGROUNDS』、クリスマス映画『ラスト・クリスマス』、森山直太朗のドキュメンタリー『森山直太朗 人間の森をぬけて』、ユーチューバーが手掛ける映画『明日、キミのいない世界で』、再開発が進む渋谷を舞台にした青春映画『転がるビー玉』。
新生渋谷PARCOには計193店舗が入居し、スタイリッシュで個性的な店舗が立ち並ぶ。6階には任天堂やカプコン、ポケモン、刀剣乱舞などのショップ、7階にはレストランが入る。また、ホワイト シネクイントと同じ8階には、636席を誇る「PARCO劇場」と、「ほぼ日」が運営するギャラリーが入居。ホワイト シネクイントでは渋谷PARCO内の店舗・ブランドと連動した上映イベントも行っていく予定で、オープン初日の22日には、ほぼ日のギャラリーで展覧会が行われる矢野顕子のドキュメンタリー映画『SUPER FORK SONG~ピアノが愛した女。~』を特別上映する。
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