コロナ禍で延期されていた「ドイツ映画祭 Horizonte2021」(主催:ゲーテ・インスティトゥート東京)が18日~21日、ユーロライブで開催される。ドイツ映画の未来を担う若手映画人に焦点をあてる。映画上映を通して、多様化が進むドイツ社会への新鮮かつ生々しい眼差しを紹介する。
上映作品は、ドイツの移民系青年の成長を描く『未来は私たちのもの』(監督:ファラズ・シャリアット)、問題児と呼ばれる9歳の少女を怒りの渦から解放しようと大人たちが奮闘する『システム・クラッシャー 家に帰りたい』(ノラ・フィングシャイト)、イランの死刑制度にまつわる4つのエピソード『悪は存在せず』(モハッマド・ラスロフ)、ドイツ文学の傑作を現代版にリブートした『ベルリン・アレクサンダープラッツ』(ブルハン・クルバニ/東北新社=STAR CHANNEL MOVIES配給)、イランの刑務所で生を受けた監督が自身の誕生にまつわる暴力的な状況を明るみに出したドキュメンタリー『マリアム エヴィーン刑務所に生まれて』(マリアム・ザレー)、没後40年を迎えるファスビンダーの宇宙と深淵に迫る『異端児ファスビンダー』(オスカー・レーラー)、ドイツのイスラム教徒のコミュニティの等身大の現実を描く『オライの決断』(メフメト・アキフ・ビュユックアタライ)。
ドイツ映画祭 HORIZONTE 2021 - Goethe-Institut Japan