3月27日(土)、今年で9回目となる世界最大級のアニメーション総合イベント
「東京国際アニメフェア2010」が開催中の東京ビッグサイトで映画「牙狼
同作は、2005年特撮TVドラマシリーズとしてTV東京系列で放送されると熱烈なファンの指示を獲得し、放送終了後も前後編のスペシャル版が放送された作品で今回全編3D映画による新作。人間の邪悪な心に憑依する魔獣”ホラー”を倒す使命を帯びた闇のヒーロー冴島鋼牙が戦うハイパーアクションホラー。
原作も手掛ける雨宮総監督は、観客席700名、立ち見300名の1000人を前に開口1番「牙狼が帰ってきました！」と堂々と宣言すると観客の歓声と大きな拍手に迎えられた。
劇場版の新キャラクターで重要な役割を持つ魔界法師の1人である烈花役を演じた紅一点の松山は、「ワイヤーアクションが痛くて、慣れるのが凄く大変でした。」と撮影中の苦労を明かすも、「綺麗に撮っていただいているので、決まっていると思います。」と満足そうに笑顔を見せた。
ベテラン俳優の斉藤は、「撮影で台詞は間違えていないのに、何度も監督からNGが出て何がいけないのか分からなかった。その時、他の人の芝居をモニターで観たら左右の動きより、前後の動きが必要で、やっと監督がNGを出した理由が理解出来るようになりました。」と3D映画ならではの撮影秘話を披露。この日、登壇した劇中衣装に触れると、「今の時期はいいんです。でも、撮影が真夏だったので衣装を着るのが嫌で嫌でしょうがない。あの時の嫌ば記憶がまざまざと甦ってくるので早く脱ぎたいです。」と過酷な撮影を語った。
また、この日登壇しなかった他出演者として、鋼牙が修行中に出会う魔界騎士・ケンギ役の津田寛治、画家・来栖謙一役の中尾彬の発表も行われた。
さらにスペシャルゲストでザルバの声を担当している影山が登壇。続いて、牙狼テーマ曲「牙狼〜SAVIOR IN THE DARK〜」を熱唱されると会場のボルテージは最高潮に達した。
最後に雨宮総監督は、「牙狼の新作を撮影の発表する事が出来てスタッフ、出演者一同非常に嬉しく思っています。スタッフも作品を愛してますが、皆さんに支えられて此処まで来ました。今後もどうか愛あるサポートをお願いします。色々な方式の3D上映があるので是非劇場で見比べて欲しい。」と映画をPRした。
「牙狼＜GARO＞〜RED REQUIEM〜」は、東北新社、ゴー・シネマ共同配給で2010年秋、新宿バルト9他全国公開予定。
『牙狼＜GARO＞〜RED REQUIEM〜』3D映画製作発表会 2010/03/27(土) 東京ビックサイト 東1ホール(有明)
「牙狼＜GARO＞〜RED REQUIEM〜」3D映画製作発表会に登壇した監督とキャスト。左より、雨宮慶太(総監督)、影山ヒロノブ、小西遼生、松山メアリ、斎藤洋介、倉貫匡弘。
雨宮慶太(監督)：今日、皆さんの前で製作発表が出来るということで緊張しています。1番の見所は、全編デジタル3Dで製作していることです。立体で動く、鋼牙、ホラー、魔界の人達の凄まじいカットが満載です。まだ公開は先ですが、是非劇場で堪能して下さい。
小西遼生：ただいま。牙狼を振り返ると、結構辛い思い出のほうが沢山出てきます(笑)。まず、アクションがかなり沢山ありますし、今回も廃屋内での撮影が多彩でした。スタッフもキャストも凄い時間まで撮影していました。迫力あるアクションを3Dという新しい試みとして観てもらえるのが嬉しいです。
松山メアリ：ずっと新体操をやっていたので、それを生かしたアクションをアクション監督(横山誠)に付けていただきました。
斎藤洋介：倒すべき相手が全部CGなので、現場にはいないんです。なので誰に向かって何をやっているのか、自分では分からず戸惑いました。
倉貫匡弘：ずっと魔界法師3人で一緒だったのですが、クールな役柄や格好いい他のキャラクターと違って、一番人間臭く、表情豊かで皆さんに近い役なので凄く楽しんで演じることが出来ました。この作品に出る事が出来て嬉しく思います。
影山ヒロノブ：凄いプロフェッショナルな方達の中で、僕だけほぼ素人のよう な状態です(笑)。監督はいつも熱心に指導して下さって、こんなに長くお世話になるとは思いませんでした。今回の映画に参加出来て本当に嬉しいです。
3D映画「牙狼
劇中コスチュームで登壇し、健康的な美脚を披露した松山メアリ。
TAF2010会場内の東北新社ブースに設置されていた魔戒騎士ガロ。