4月1日(火)、第82回アカデミー賞作品賞ほか計4部門にノミネートされた映画「第9地区」エイプリルフール特別企画が、東京・如水会館で行われ、元プロ野球選手でタレントの板東英二がエイリアン友好大臣に任命され、就任式が行われた。

　「ここまで来る電車賃はお母さんに貰いました。」という鳩山由紀夫首相に扮したお笑い芸人・鳩山来留夫、鳩山首相夫人の物まねタレント・なかじままり列席のもと、板東は初代エイリアン友好大臣に就任した早々に所信表明。
　映画の世界から抜け出たエイリアン代表(着ぐるみ)に対し、「1人あたり1万2000円のエイリアン給付金」、野球を通して友好を深める「スペース・ベースボール・クラシックの実施」、そして自身が大好物のゆで卵をエイリアンと人類がともに食べよう！という「1日1ゆで卵」の3政策を発表。ゆで卵については、「全員が食べれば、格差もなくなる」と独自の考えを主張した。

　その後、プライバシー保護のためすりガラス越しに人間の倍程もある黒光りした手を差し出し、ニセ鳩山夫妻、板東大臣と固い握手を交わし、友好を深めた。最後に大臣が、ゆで卵をエイリアンに恭しく贈呈。しかし、初めての卵に戸惑ったのか、掴み損ねて卵が落下するハプニングが発生し、”エイ”友好は後味悪く終了した。

　同作は、南アフリカ・ヨハネスブルグの上空に突如、正体不明の巨大宇宙船に乗って現れた難民のエイリアンと、人類の共存を描いたSFアクション。「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンが、製作総指揮を務めた話題作。

　映画「第9地区」は、ワーナー・ブラザーズ映画、ギャガ共同配給で4月10日(土)より丸の内ピカデリー他全国ロードショー。