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『海の金魚』初日舞台挨拶 2010/04/10(土) 新宿バルト9(新宿)

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「海の金魚」初日舞台挨拶に登壇した出演者、監督。左から柄本時生、白石隼也、田中あさみ、入来茉里、賀来賢人、雑賀俊郎(監督)。

 4月10日(土) 映画「海の金魚」公開初日を迎え、東京・新宿バルト9で行われた舞台挨拶にW主演入来茉里、田中あさみ、共演の賀来賢人、白石隼也、柄本時生、雑賀俊郎監督が登壇した。
 同作は、「チェスト!」で高い評価を受けた雑賀監督が手掛ける鹿児島3部作の第2弾。父の失踪で心を閉ざし、ヨットに引きこもる女子高生ミオ(入来)、ヨット練習中に起きた親友の事故死を乗り越えられないキヨミ(田中)を中心に、 毎年鹿児島の錦江湾で行われている苛酷なヨットレースに挑戦する高校生5人の奮闘と成長する姿を爽やかに描いた感動の青春ヨットムービー。

 雑賀監督は、「今は、不景気で閉鎖的な時代。自身もディフェンシブ(防御的)になっていましたが、苛酷なヨットレースに参加していた高校生の一生懸命さに感動し、忘れていた冒険心をテーマに映画を撮ろうと決めました。」と作品のテーマと製作経緯ついて語った。

 登壇した出演者5人全員、ヨットに乗るのが今回の撮影が始めて。ヨットにつきものの船酔いに悩まされたのは、入来、賀来、白石の3人。特に入来から「常に顔色が悪かった。」と暴露された賀来は、「船酔いしやすい役柄なので、活かしました。」と開き直った発言で会場の笑いを誘った。
 地元での撮影となった鹿児島出身の入来は、「ヨットから落ちそうになるシーンが、結構長くて辛かった。」と撮影中の苦労話を振り返った。

 鹿児島で行われた1ヶ月間の合宿に話が及ぶと、男性陣からは「地元のラーメン屋にひたすら通いました。」「3人で焼き肉屋に行きました。」と食の話題で大盛り上がり。これに対し、田中は「一緒に、白くま食べに行ったよね。」と発言すると、客席が一瞬でシーンと静まり返った。入来が、「白くまは、フルーツの乗った鹿児島名物のかき氷のこと。」と慌てて説明すると皆の顔に安堵の表情が浮かんだ。

 最後に雑賀監督は、「『海の金魚』は今日、この場所から船出をします。ハリウッドの大作ではありませんが、皆さんの声援、応援、パワーが小さな金魚が大きな魚に変わる奇跡が起きるかもしれません。」と締め括った。

 また、この日の上映終了後には、劇場内スターステージにて主題歌を歌う吉田山田のミニライブも行なわれた。

 「海の金魚」は、ティー・ジョイ配給で4月10日より全国ロードショー。

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雑賀俊郎(監督):本当に5人が一生懸命頑張った姿が映像に出ています。

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入来茉里:全国上映のこの日を迎えられことを実感をして、大変嬉しく思っています。本当にみんなで頑張って、自信を持って見て下さいと言える作品です。是非、楽しんで下さい。

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田中あさみ:友情、家族、冒険などがテーマになっていて、普段自分が気付かないうちに友達や家族に支えられているんだなと感じられる映画です。この作品を観たら、周りの人に感謝を伝えて欲しいと思います。

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賀来賢人:登場人物が17、18歳の高校生で、今時の若者の悩みや葛藤がリアルです。観ていただいた方には、共感して出来る部分があると思います。「こんな事があったな。」とか思っていただけると嬉しいです。

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白石隼也:この映画を観て、ヨットを少しでも楽しそうだとか、興味を貰えたら嬉しいなと思います。

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柄本時生:実際にヨットに乗っていて、格好よく映っていると思うので、そこを見て下さい。

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撮影:哀川和彦 記事:哀川和彦 ©2010 Zenzouren