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『ナチュラル・ウーマン2010』初日舞台挨拶 2010/04/17(土) シアター・イメージフォーラム(渋谷)

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「ナチュラル・ウーマン2010」初日舞台挨拶に登壇した出演者と監督。左から木下あゆみ、汐見ゆかり、野村誠一監督、亜矢乃、英玲奈。

 4月17日(土) 映画「ナチュラル・ウーマン2010」公開初日を迎え、東京・シアター・イメージフォーラムで行われた舞台挨拶に亜矢乃、汐見ゆかり、英玲奈、木下あゆみ、野村誠一監督が登壇した。
 同作は、「親指Pの修行時代」「犬身」等、常に斬新な発想で人間の本質に迫り魂を揺さぶる女流作家・松浦理英子の小説「ナチュラル・ウーマン」を、写真家・野村誠一が初監督にして類稀な圧巻の映像美で映画化。 商品撮影専門のフォトグラファー・容子(亜矢乃)、学生時代に激しい恋に落ちた恋人の花世(汐見)との女性同士の出会いと愛、別れを濃密に映し出すラブストーリー。

 初監督について聞かれた野村は、「元々映画監督志望で、これまで機会がなくて遅れただけです。」と以前から監督業に興味があったことを明かし、「カラスの鳴き声等のノイズ音、音楽に拘りました。」と初監督と思えない細部までの渡る拘りと共に作品に自信を見せた。

 亜矢乃は役柄について、「変わらないことが出来る、変われない。悩むけどぶれるのと違って、真っ直ぐで少女と女性の狭間で揺れるごく普通の女性。演じる上で役作りで苦労はなかったのですが、言葉が大事だと思っているので言葉を発する部分に時間を費やしました。」と女性同士の純愛する容子役に戸惑いもなかった様子。
 一方、相手役の花世を演じた汐見は、緊張から「学生時代(10代後半から20代前半)、大人になってからの違いを考えました。10代は早く大人になりたい、凄く自信がある部分を出しました。」と役柄を語るのが精一杯。亜矢乃が「違和感なく、自然体でやり易かった」、野村が「見てると心配な感じがしますが、劇中では別人格になっています。」と慌ててフォローする一幕も。

 英玲奈は、「誰が見ても可愛いなと思える役。無理せず自然体で女性から好かれ、男性から可愛いと思われる部分が難しかったです。」と普段の性格と違う点で苦労したと告白。亜矢乃は、「目がキラキラして、小動物ようで可愛い。」と変わった表現でその成果をPRし、撮影中での仲の良さを感じさせた。
 木下は、「同じ年齢ですが、ちょっと大人びていて物事を観る視野が広く、母親のような包容力のある女性。」と役柄に自身も共感出来る部分が多かったと語った。

 最後に野村は、「女性同士の恋愛の物語。凄くピュアな4人の女性が、日常の中で自分と葛藤しながら生きてる難しい部分を描きました。日常でも本当に起こり得るような事が自然に出せるように苦労しました。」と映画をアピールして締めくくった。

 「ナチュラル・ウーマン2010」は、ゴー・シネマ配給で4月17日よりシアター・イメージフォーラム独占ロードショー中。

 なお、上映期間中の4月24日(土) 18:30上映後、5月8日(土)にイベントが予定されている。詳細については、公式サイト、または劇場サイトを参照。

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野村誠一(監督):寒い中、お越しいただき有難うございます。監督と呼ばれる事に対しては慣れておらず、この先もピンと来ないと思います。今回、自分が映画を作ることになって、かなり緊張し、こんな美女に囲まれていい映画が出来たと思っています。宜しくお願いします。

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亜矢乃:本日は、足を運びいただき有難うございます。この作品は、それぞれの女の子達の生き方や恋愛感等が、凄く美しく、ウットリするような映像で切り抜かれています。それぞれが発する言葉や生き方のアンバランスさを堪能していただければと思います。

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汐見ゆかり:どうか楽しんでいって下さい。有難うございます。

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英玲奈:写真を勉強していたので、野村監督とお会い出来る事を楽しみに撮影に望みました。とても綺麗な作品が出来たと思っています。楽しんで帰っていただければ嬉しいです。

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木下あゆみ:この作品は女性の繊細な視点を描いており、女性の方は共感出来ると思いますし、男性の方は少しでも女性の気持ちを分かっていただけるかなと思う映画です。

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舞台挨拶後に行われたマスコミ向けの取材風景。左から木下あゆみ、汐見ゆかり、野村誠一監督、亜矢乃、英玲奈。

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撮影:哀川和彦 記事:哀川和彦 ©2010 Zenzouren