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最初で最後!一夜限りの劇場上映は満員!

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「SOIL〜完全版〜」DVD発売記念オールナイト上映イベントに登壇した出演者、原作者と監督。左から清水崇(監督)、山口雄大(監督)、星野真里、田山涼成、山中アラタ、カネコアツシ(原作者)。
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 9月25日(土) 東京・新宿バルト9にて9月15日に発売された鬼才カネコアツシ原作の漫画「SOIL(ソイル)〜完全版〜」DVD発売を記念し、オールナイト上映イベントが開催され、主演の星野真理、田山涼成、清水崇、山口雄大のダブル監督、原作者のカネコアツシがトークイベントに登壇した。また、同作に出演している山中アラタが、当初登壇予定のなかったが応援に掛け付け飛び入りで参加した。
 同作は、鬼才カネコアツシが月刊コミックビームで2003年4月号から好評連載中で累計550万部を誇る漫画「SOIL(ソイル)」を実写化し、2010年3月から全8話でWOWOWで放送されたドラマで、原作の設定を基本に途中からオリジナルストーリーが展開される。平和な郊外の新興住宅地「そいるニュータウン」で起こった鈴白一家失踪事件を発端に、その町で起こる洋々な奇妙な現象と謎が謎を呼ぶ衝撃のツイステッドミステリー作品。

 この日のイベントは、タイトル通り午前0時開始で午前5:00終了予定の正真正銘のオールナイト上映。翌日の心配がない週末とは云え、厳しい時間での開催にもかかわらず、応募が殺到する程の大人気で会場は満席だった。

 原作の映像化について苦労した点を聞かれた山口監督は「原作が連載中で8巻が出た頃、30分全8話での実写化の無理難題を強いられました。続く話にしたくなかったので、どう終わらせるのかを、最初に2人で話し合い凄く考えました」と当時の苦労を明かした。これを聞いた清水監督は「僕が殆どまとめました」と突っ込みと、山口が「じゃ、それで」と慌てる姿に会場は大爆笑だった。

 自身の原作漫画が映像化されたことについて、カネコは「そもそも映像化を前提にしておらず、好き勝手に書いているので大変な苦労して映像化してるんだろうなとスイマセンの気持ちで一杯」と平謝り。

 ブスで新米刑事の一風変わった主人公・小野田を演じた星野は「原作の中でキャラクターがしっかり出来上がっているので、まず外見から作りました。自分の中にイメージがあったので、それを如何に表現出来るかを考えながら最後まで演じました」と緊張気味にコメント。同じく濃いキャラの刑事役だった田山は、「ちょっと無理のあるカツラだったので、カツラがズリ落ちないように苦労しました。セクハラ用語など言ったことがない台詞が沢山で凄く楽しい撮影でした」と満更でもなかった様子。

 カネコは「原作と同じように始まって後半はオリジナルの展開なので、原作を読んでる人は2倍楽しめます。今回の上映を見て気になった方は、是非漫画を購入して下さい」と原作本もしっかり宣伝。星野は「こんな大きな設備の良い劇場での上映を楽しんで下さい。最後まで見るのは大変だと思いますが、元気に無事に家まで帰って下さい」と深夜上映に詰め掛けた観客の心配し、会場の笑いを誘った。

 「SOIL〜完全版〜」は、”最終話ディレクターズカット”、”そいるニュータウンCM集−完全版−”の映像特典収録のDVD 2枚組(各ディスク4話収録の全8話)で9月15日(土)より\5,800(税抜き)で絶賛販売中でレンタルDVDも同日より開始されている。

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カネコアツシ(原作者):原作の漫画SOIL(ソイル)を書きました。宜しくお願い致します。

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星野真里:こんにちは。夜遅くに有難うございます。

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田山涼成:宜しくお願いします。

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山中アラタ:急に飛び入りで参加したのでマイクの数が合わなくなってしまいました。

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山口雄大(監督):ダブル監督です。てっきり、(3D映画用眼鏡を掛けて)バイオハザードIVを観れると思って掛けてしまいました。間違えて申し訳ありません。

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清水崇(監督):ダブル監督の片割れです。この(3D映画用)眼鏡は、山口監督に俺やるからお前も掛けろと言われたから掛けたもので、バイオハザードとは思っていません。

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「SOIL〜完全版〜」DVD発売記念オールナイト上映イベントの入場を待つ人の列。

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上映前の舞台挨拶にウケを狙って3D眼鏡を掛けて登壇したダブル監督の山口雄大(左)と清水崇(右)の2人。

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撮影:哀川和彦 記事:哀川和彦 ©2010 Zenzouren