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満員御礼!熱狂のスタート!!映画『心中天使』初日舞台挨拶

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映画「心中天使」初日舞台挨拶に登壇した出演者、監督。左から一尾直樹(監督)、尾野真千子、郭智博、桜井ひかり。

 2月5日(土) 映画「心中天使」が公開初日を迎え、東京・渋谷のユーロスペースの舞台挨拶に主演の尾野真千子、共演の郭智博、桜井ひかり、一尾直樹監督が登壇した。多くのお客様がつめかけ、満員御礼のスタート。熱狂と温かい拍手に包まれる舞台挨拶となりました。大好評につき急遽2回目の上映前にも舞台挨拶が行われた。
 同作は、心と現実の乖離(かいり)を感じ、空疎さを感じている人々の姿を通じて、現代人の関係性が描かれている。

 一尾直樹監督:劇場デビュー作「溺れる人」をこのユーロスペースで上映してもらいました。その後自分の感じた事や体験を元に出来上がったのがこの「心中天使」です。僕は名古屋を拠点に活動していまして、この作品の為に地元の沢山の方々の応援をいただきました。はっきりいって登場する人物に「感情移入」する映画ではありません。自分の個人的な体験や気持ちを、この映画と照らし合わせて見てほしいと思います。

 尾野真千子(アイ役):出来上がった映画を見ると、幼い頃「今いる自分が、もしかしたらいないのかもしれない」と思った気持ちを思いだしました。見終わった後に感じたことを話し合ってください。環境によって感じ方が違ってくるはずだと思うので、例えば年齢の離れたひとと見にいって、話し合ったり語り合ったりしてください。

 郭智博(ユウ役):僕は役作りはしないんですが、人に「孤独っぽい」といわれるので、それが役とリンクしているのかなと思います。今原作ものの映画が多い中でオリジナル脚本の「心中天使」が公開できたことに意味があると思います。透明であったかい作品です。

 桜井ひかり(ケイ役):自分がちゃんとついて行けるか不安だったんですけれど、共演者の方々に助けていただいて安心して演技ができました。ケイと自分とは性格は違うけれど、「なんで自分はここにいるんだろう」「前はなんだったんだろう」って考える事が多いので、この映画が持っているテーマが自分の中にもあるのかなと思います。

 また、共演者の萬田久子さんからも登壇者とお客様へのメッセージが伝えられた。熱い盛りの夏の撮影風景を振り返り「悪夢のよう(笑)」と笑わせながらも、「夏休みのお昼寝のようなノスタルジックな気分が残りました」とコメントした。

 映画「心中天使」は、マコトヤ配給で2月5日(土)よりユーロスペース他全国ロードショー。

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撮影: 記事: ©2011 Zenzouren