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イケメン俳優・滝口幸広、意外な過去の雑誌デビューを初告白

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映画「ギャングスタ」公開記念ガチンコ対談の様子。左から吉田豪、滝口幸広、新堂冬樹(原作者)、 川野浩司(監督)。

 2月8日(火) 映画『ギャングスタ』公開記念!新堂冬樹x吉田豪ガチンコ対談!!が、東京・新宿のLOFT PLUS ONEにて行われ、第2部には赤星役を演じている滝口幸広、川野浩司監督がゲストに駆け付け、撮影秘話が熱く繰り広げられた。
 同作は、「引き出しの中のラブレター」や「黒い太陽」などで知られるベストセラー作家・新堂冬樹の初ヤンキー小説を映画化。けんかで男を上げたい元パシリの新入生・銀二(崎本)と女好きだが圧倒的にけんかが強い男・力(久保田)が、明王工業の最強の称号”ギャングスタ”の栄冠を掴むため繰り広げる喧嘩バトル、男の熱い友情を描いたヤンキー青春映画。

 吉田から作品のテーマと執筆経緯について問われた新堂は「子供時代から何が強いのか非常に興味があったので、今回は不良が集まる中で最強を決めるのがテーマ。よく考えたら、これまでにヤクザもの小説は何度も書いてきたが、ヤンキーはなかったんですよ。ここは書かないと変だろうと思った」を持論を展開し、「登場するたくさんのキャラクターは個性豊か。その中でも敵か味方が分からない謎を持つ赤星はキーポイントで好きなキャラクター」と断言した。

 イケメン俳優で好青年な印象の滝口。「千葉のド田舎に住んでいたのですが、中学時代の環境が作品に近くて、短ランや短シャツを着ていた」と意外な過去を自ら暴露。続けて雑誌デビューが、暴走族向け自動車・オートバイ雑誌で知られる”チャンプロード”の集合写真だった事実を初告白すると会場は大爆笑だった。
 これらの逸話を耳にした吉田豪から「あれぐらい強いんですか?」と聞かれた滝口は「え?!実際ですか?昔はもっと体が大きく、ずっとサーフィンしていたので筋肉が付いてて、力は強かった・・・」と話している途中、川野監督が「滝口君は現場でずっと寝ていたイメージしかないです」と暴露すると会場は笑いで包まれた。さらに川野監督が「寝てたか、カキ氷を食べていたか、カブトムシを捕まえてたかです(笑)」と明かすと、新堂は「大物じゃないですか!良いですよ!」と絶賛。滝口はバツが悪そうに「イジメないで下さいよ。今日は僕をどうしたいんですか!?お腹が痛くなってきました・・・」と苦笑いを浮かべていた。

 途中、新堂は「ギャングスタ」続編の構想について触れ、「赤星の立ち位置が面白い。赤星LOVE」を強調し、映像化の続編も大々的にやりたいと意欲満々。一方、滝口も「カキ氷、カブトムシも我慢します。台詞がなくてもいいので尺を長く」と赤星役の続投と活躍する場を期待して猛アピールした。

 トークが盛り上がると、主演2人ではなく、強烈な個性を見せるマスチフ(鎌田)に話題が集中。川野監督は「凄かったですね。巨体で見た目から謎でどう見ても、ヤンキーって柄じゃない。撮影前にアクションの練習をしたのですが、パンチが酷かったので巨体を生かした技に変えました」と撮影当時を振り返った。特に印象に残っているシーンについて「”俺の嫌いなモノが4つあったばい”って大事な台詞があるのですが、何故か決めポーズの指は3本。これには久保田君も堪え切れず笑ってました」と次々に撮影秘話を語った。
 続く滝口も「元々そんなに台詞がないと聞かされていたのに、いざ本読みの時に台本を見たら意外にあったんですよ。初めて聞いた文句で『こんなに台詞があるとは聞いていない!』。役者なら喜ぶべき事なのに逆に不機嫌で怒っていた」とマスチフの不思議な行動を暴露し、新堂も「変わってますね」と来場者と共にその人柄に興味津々だった。

 最後に新堂は「今回の場合、原作者の立場を忘れる程によく出来た作品だと思う。滝口君の雰囲気が違ってギャップが凄いのでそれも楽しみの1つにして下さい」と締め括った。

 映画「ギャングスタ」は、Thanks Lab.配給で2月12日(土)よりシネマート六本木他全国ロードショー。

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吉田豪(プロ書評家/プロインタビュアー)
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滝口幸広(赤星役)
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新堂冬樹(原作者)
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川野浩司(監督)
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撮影:哀川和彦 記事:哀川和彦 ©2011 Zenzouren