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中村蒼、サプライズで登場した銀王号を演じた猫への大歓声に“嫉妬”

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映画「キミとボク」先行上映会に登壇した出演者と監督。左から坂本真綾、中村蒼、窪田崇監督。

 5月7日(土) 映画「キミとボク」先行上映会が東京・新宿のテアトル新宿にて行われ、主演の中村蒼、猫の銀王号の声と主題歌を担当した坂本真綾、窪田崇監督が舞台挨拶に登壇した。
 同作は、クリエイターとして多方面で活躍するやまがらしげとの実話を原案にした累計500万Viewを数える“感動系”Flashアニメーションが原作。2009年の書籍化に続いてWebアニメーションとしては世界初の実写映画化。アメリカンショートヘアの猫・銀王号と漫画家を目指す青年が出会い、心の交流とやがて訪れる別れのドラマを、優しい目線で切々と映し出す感動作品。

 猫との共演のオファーを受けた中村は「実家で犬を飼っているので、動物との共演は抵抗がなく、むしろ嬉しかった」とコメント。しかし、主人公の10年間の成長を描いている点について「自分の1年後もどうなっているのか分からない。明日や明後日のことも分からないのに、10年後を想像しながら芝居するのは難しく、不安やプレッシャーがあった」と吐露し、撮影当時は悩んでいたとコメント。以前から挑戦したかったという方言による演技。「難しかった。普段どうやって話していたか、演技中に分からなくなった」と撮影エピソードを明かし、苦笑い。

 2011年1月に発売されたアルバム「You can't catch me」がデビュー15周年にしてオリコンチャートで1位を獲得するなど、声優だけでなく、歌手としても活躍している坂本。本作では、銀王号の声だけでなく、映画のために主題歌「手紙」を書き下ろしている。坂本は「まず、脚本、原作の絵本を読ませていただいて、どんな歌で観終わった方の余韻に寄り添えるかなと考えてみました。私自身も銀王号の役を演じさせていただいたので、銀王号の目線で青年に向けたメッセージという形で書いてみました。作詞した中から映画の中に反映されているシーンがあり、嬉しかった」と感慨深げな様子を見せた。

 2人をキャスティングした窪田監督は「本当にストレートで純粋な映画にしたかったのですが、中村君は普段から純粋で表と裏がない。設定もなるべく、本来の彼の持っているキャラクターを生かせた。猫の声も心配してなかったのですが、純粋で無垢で心に響いてくる声で素敵でした」と大絶賛した。

 終盤、サプライズで銀王号を演じたナッツと子猫が登場すると、会場から大歓声。久々に再会した中村は「相変わらず可愛い」と笑顔を見せるも、「(僕らが)登場したときよりも、ナッツが出てきたときのほうが盛り上がった」と思わず嫉妬する一幕も。子猫を抱いた坂本は「このまま連れて行きたい!」と愛好を崩していた。
 最後に中村は「心温まる映画を目指したいたので、そういう気持ちになってくれたら嬉しいです。本当に劇中に出てくる銀王号は凄く可愛くて、皆さん子猫が好きになる。猫好きはさらに好きになる。存分に癒されて下さい」と見どころをアピールして、会場を後にした。

 映画「キミとボク」は、5月14日(土)よりテアトル新宿、シネ・リーブル池袋他全国順次公開。

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中村蒼:今日は、皆さんお越しいただき有難うございます。本当の公開は14日からなんですけれども、一足早く観て貰えることを嬉しく思っています。楽しんでいって下さい。
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坂本真綾:今日はお越し下さいまして有難うございます。これからご覧になっていただけると思いますが、きっと楽しんでいただけると思います。是非、ごゆっくりして下さい。
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窪田崇(監督):朝早くから掛けつけていただまして有難うございます。1日限りの先行上映で、かなり早く観ていただけると思いますが、是非ゆっくり楽しんでくいただけたらと思います。
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撮影:哀川和彦 記事:哀川和彦 ©2011 Zenzouren