3月31日(土) 映画「青いソラ白い雲」公開初日を迎え、K’s cinema(新宿)で行われた舞台挨拶に、主演の森 星、畑中葉子、村田 唯、監督:金子修介監督そして犬のアイラが登壇した。
主演の森 星は、本作が映画デビュー作で撮影中や一番心にのころ歌のシーンなどを披露した。
2011年3月11日に起こった東日本大震災は、お金の苦労もなく、いい服を着て、何不自由なく暮らしていた高校3年生のリエの運命を大きく変えた。黙っていても日々三度の食事にありつけて、一流ホテルにも顔パスの、プチセレブだったお嬢様リエ。彼女を通して、時にユーモラスに、時にシリアスに今の日本を描いた乾いたコメディ映画が「青いソラ白い雲」である。物語は2010年のクリスマスイヴの夜から始まり、2011年3月11日の東日本大震災を経て、その後の数ヶ月までを描く。この映画に登場する人物は、今、この日本に住んでいる私達の姿であり、そこに流れている漠然とした不安感、焦燥感は、私達が日々感じていることでもあるのだ。鬼才・金子修介監督が表現する今の日本に対する怒り、希望を託そうという想いを私達は、どう受け止めるのか。それは、この映画を観る私達日本人が試されているとも言えるのだ!